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クロマトグラフィー

クロマトグラフィーとは、物質を分離する技術のひとつです。この分離法では、互いに混ざり合わない2つの相(移動相と固定相)を用い、各物質特有の各相への親和力の差を利用し分離を行います。最も典型的な手法では、固定相を分離管(カラム)内に封入し、流体である移動相がカラム中を流れるように設定します。各物質はそれぞれ固有の通過速度にてカラム内を移動するため、そこで分離が起こります。
 
カラムを用いない簡便な方法として薄層クロマトグラフィー(TLC)と呼ばれる方法もあります。粉体(固定相)をガラス板に固定し、液体(移動相)を浸透圧により、下方より上昇させ、その流れに物質をのせて分離を起こさせます。一般的な定量的な数値を求める手法としては、専用の装置とカラムを用いるガスクロマトグラフィーや高速液体クロマトグラフィー(HPLC)が用いられます。HPLCには、精製目的で大量に物質の分離を行う分取クロマトグラフィーと呼ばれるものがあります。 
 
TAPIで用いる分取クロマトグラフィーは以下の2種類、低圧フラッシュクロマトグラフィーと高圧分取クロマトグラフィーに分類できます。
 
この2つの手法の特徴は以下のとおりです。
  • 低圧フラッシュクロマトグラフィー:大きな粒子径のシリカ系粉体(固定相)を用い、大まかな分離を比較的早く大量に行います。
  • 高圧分取クロマトグラフィー:比較的粒子径の小さい粉体(固定相)を持ちいて、構造の似た、もしくはカラムからの溶離特性の近い物質同士を精密に分離します。移動相を通液するにあたり、前者の手法より高圧のポンプを必要とします。

 

TAPIでは、低圧フラッシュクロマトグラフィーには、直径3~45cmのガラスカラム(スタンダードシリカ60)を使用しています。 ビタミンとプロスタグランジン類(カルシトリオール、カルシポトリエン、パリカルシトール、ラタノプロストなど)の生産にはこのタイプノクロマトグラフィーを採用しています。

 

高圧分取クロマトグラフィーでは、直径5~15cmのステンレススチール製カラムを使用しています。TAPIの原薬製造にて固定相としてよく使用されるのは:シリカ(ビタミン用)、シアノシリカ(プロスタグランジン用)、逆相シリカ(C18)(ペプチドおよび類似物質{例:カスポファンギン}用)の3種です。研究開発部門と製造部門では、ビタミン類とプロスタグランジン類(カルシトリオール、カルシポトリエン、パリカルシトール、ラタノプロストなど)の製造にこの手法を採用しています。
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